広島国際フェスタ2022に参加しました
2022年11月20日、広島国際会議場、平和記念公園、平和大通り緑地帯にて「国際フェスタ2022 ~ひらこう世界のとびら であおう世界のなかま~」が開催されました。
ピースウィンズでは、ネパール、スリランカ、ミャンマーの事業紹介を主に行いました。
ブースでは、訪れた方に、ミャンマーとネパール水運び体験、スリランカのスパイスをすりつぶす体験、ネパールの楽器サーランギの演奏体験など、事業地の文化・生活を体験していただきました。また、スリランカでの有機農業野菜の販売や緊急食料配布、ネパールでの野菜栽培風景などを写真で展示して事業を紹介しました。
ピースウィンズのブース
水運び体験では、約6リットルずつ入るバケツを竹の棒の両端につり下げ、肩にかけて運ぶ方法を体験していただきました。ミャンマーの水道が整備されていない地域では、生活用水をこのような方法で運び、ネパールの山間部などの水へのアクセスの悪い地域では、頭上に壺のような口の狭い容器を頭上に乗せて両手を添えて生活用水を運んでいます。姿勢が傾いてしまうとこぼれてしまい、いずれも主に女性や子どもの日常の仕事です。実際に体験をしてみて、水の重さや、体に負担がかかることを感じていただきました。こぼさずに500m程ある距離を運ぶ労働の厳しさ、水道をひねれば水が出ることのありがたさを改めて認識する機会となりました。
訪れた方々にミャンマーの水運び方法を伝えるスタッフ
一方、ブースを訪れて被爆体験をお話しくださったご年配の方が、「戦後、焼け野原になった広島で、復興の時に役立ったのはこうした昔から使っている農機具だったよね。現在の広島の街になるまでに復興を遂げた経験は、災害が頻繁に起こる中で、おおいに役立つのではないかな」と語ってくださいました。
ピースウィンズのブースには100名以上の方にお立ち寄りいただきました。様々な年齢層、ネパールからの留学生など様々な国の方に訪れていただき、また当日はボランティアとしてベトナムからの留学生の2名の方にお手伝いいただくなど、「国際フェスタ」にふさわしい交流の場となりました。
訪れた方にスリランカのスパイスをすりつぶす方法を伝えるスタッフ
訪れたお客様にネパールの楽器サーランギの演奏方法を伝えるスタッフ