【モザンビーク】続報:サイクロン・フレディで被災したイニャンバネ州の状況
ピースウィンズ・モザンビークチームは、2月から3月にかけてモザンビーク各地やマラウィで大きな被害を出したサイクロン・フレディで被災したイニャンバネ州でニーズ調査と緊急支援活動を行っています。イニャンバネ州はサイクロン・フレディが最初にモザンビークを通過したときに最も被災した地域です。
イニャンバネ市の一時避難所
一時避難所での調査(イニャソロ郡)
一時避難した被災者への聞き取り調査(イニャソロ郡)
2月24日にサイクロンが通過したイニャンバネ州のイニャンバネ市、ビランクロ郡、イニャソロ郡を調査で訪問したところ、3月15日現在も家々は浸水したままで、住民たちは元の家に戻れずに、倉庫や教会の建物を利用した一時避難所で生活していました。
一時避難所内は長期的な生活ができる環境では無い(イニャソロ郡)
一時避難所では、食糧が足りず、食事は1日に1回炊き出しが行われるだけでした。
また、未だ雨季が続いているため、衛生環境が悪化しやすい状況で、蚊も発生しやすく、夜は蚊に悩まされて眠れないと人々は言います。
雨水を溜めて生活用水に利用している一時避難所(イニャソロ郡)
ピースウィンズは一時避難所にいる被災者を対象に、緊急支援として蚊帳や衛生用品キットなどを支援しました。
フレディはサイクロンとして最長寿命を更新し、モザンビーク海峡を行き来して、3月20日時点ではモザンビークの8州にわたって、被災者886,487人(死者165人)、全壊/損壊住居103,000戸、浸水住居25,000戸以上と被害を拡大させました。また衛生環境の悪化から、8州で11,158件のコレラ発生の報告もあります。コレラの流行を阻止することが求められます。
ピースウィンズは、現在も、支援が届いていない被災地や被災者を優先して、緊急支援対応を続けています。
※本事業は、ジャパン・プラットフォームの助成金と皆様からの寄付によって行われています。緊急人道支援を実施するために、皆さまからの温かなご支援・ご協力をお願い申し上げます。
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