【モザンビーク】湘南ベルマーレ「希望のボール」を子どもたちに届けてきました
ピースウィンズがサッカーJ1「湘南ベルマーレ」様と協力して世界の子どもたちにサッカーボールを届けている“希望のボールプロジェクト”。
この度、アフリカ・モザンビーク共和国にボールが届きました!
ボールを受け取った子どもたち
自然災害や紛争により傷を負った国・モザンビーク
モザンビークは、アフリカ大陸南東の海沿いにある国です。
アフリカ史上最大規模の被害をもたらしたと言われる2019年のサイクロン「イダイ」以降、モザンビークには毎年サイクロンが上陸し、多くの人が被災しています。
また、北部の州では2017年頃から武装グループによるテロや襲撃が続き、多くの住民たちが避難せざるを得なくなっています。
ピースウィンズは、このような自然災害や紛争で新たな土地に避難してきた人びとに人道支援を行っています。
「再定住地域」と呼ばれる避難先は、元々は何もない土地で、そこを開拓してまずは家々が作られていきます。
そして、次にすぐに作られるのが、サッカーコートとサッカーチームです。
特に電気が無い農村部では、サッカーは人びとの大切な娯楽です。
日曜日がサッカーの日に!
今回、ベルマーレサポーターの皆さんから寄贈いただいたボールは、サイクロンで被災した人びとが暮らすソファラ州の再定住地域の子どもたちに届けました。
破れて変形したボールや、布を丸めて作ったボールを使っていた子どもたちは、日本から届いた本物のきれいなボールに大興奮!
今まで使っていたボール(左)と寄付していただいたボール(右)
ボールを受け取ったら、早速サッカーの試合が始まりました。
サッカーコートと言っても雑草を刈っただけの場所で、子どもたちの足元は裸足です。
スパイクやゼッケンもありませんが、とっても真剣な子どもたち。いつの間にか観客も増えていき、大人もサッカーをやりたくてうずうずしていました。
試合がスタート!
試合を見に集まった人たち
いただいたボールを使って、これから日曜日には地域のサッカー試合が行われることになったそうです。
自然災害や紛争で心の傷を負った子どもたちも、サッカーをやっているあいだは辛いことを忘れて、ボールに集中することができます。
サッカーを通して、子どもたちの体や心が健やかになりますように。
ご協力いただきました皆さまへ、心より感謝申し上げます。
ピースウィンズでは、企業様との連携を積極的に行っています
このような物資の寄贈、ご寄付、共同プロジェクトなどで「社会貢献をしたい」とお考えの企業様に、専任の担当者がご一緒に検討させていただきます。詳しくは特設ページをご覧ください。