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メディア情報

「雨ニモマケズー地震、津波、原発事故を越えて」PWJ佐藤のインタビューが掲載

日本を拠点に活動する2人の外国人ジャーナリストによる、東日本大震災の記録「雨ニモマケズー地震、津波、原発事故を越えて」が発売されました。
(英語タイトル「Strong in the Rain: Surviving Japan’s Earthquake, Tsunami, and Fukushima Nuclear Disaster」)
この本の中に、2011年東北事業を担当していたPWJ佐藤(現在スリランカ駐在)のインタビューが掲載されています。

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英語版は既に発売されており、日本語訳は2013年出版予定です。
英語版はこちら
<本の紹介>
米国タイム誌の記者ルーシー・バーミンガム氏は、マグニチュード9.0の地震と40メートルの高さにも達した津波の被害に直面し立ち向かった人々の姿を見つめ、また、英国ザ・インディペンデント紙及びアイリッシュ・タイムズの記者ディビッド・マクニール氏は、福島第一原発の周辺地域に入り、原発事故のもたらした影響を取材している。
この本は6名の人物へのインタビューを軸に構成されている。津波に向かって自らの漁船を漕ぎ出した相馬市の男性、事態収束のために福島第一原発へと戻った原発職員、壊滅的な被害を受けた南相馬市の市長、津波で夫を亡くした女性、勤務先の小学校で生徒や保護者の命を救ったアメリカ人の教師、そして18歳の高校生― この方々の体験談を通じて、震災の真の姿と、未曾有の災害に対して人々が見せた強さが明らかになる。そこで語られる、人々の勇気、誇り、そして助け合いの精神には心を打たれずにはいられない。
他方で、この本では、震災が浮き彫りにした、日本政府の危機対応の未熟さ、そして原子力業界の癒着体質についても指摘している。また、取材が困難な事態であったことは認めつつも、大手メディアの原子力事故報道の問題点にも厳しい目を向けている。
<著者紹介>
ルーシー・バーミンガムは東京在住のジャーナリストであり、脚本家、編集者、フォトジャーナリストとしての活動も行っている。米国タイム誌とそのインターネット版であるTIME.comの記者として長年活動をしており、ウォールストリートジャーナル、ニューズウィーク、ブルームバーグ、アーキテクチャル・ダイジェストといった有名紙にも寄稿している。2000年よりNHKの番組に携わる。著作に “Old Kyoto – A Guide to Shops, Inns and Restaurants.”がある。
ディビッド・マクニールは、エコノミスト誌、ザ・インディペンデント紙の記者であり、クロニクル・オブ・ハイヤーエデュケーションのアジア地域特派員。社会学の博士号をもち、アイルランド、英国、中国の大学で教鞭をとってきたほか、現在は上智大学講師としてメディアと政治の講義を担当している。2000年より、妻と息子と共に日本に在住。

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