木造住宅密集の東京・墨田区京島地区でPWJ耐震補強普及へ町会会館改修などモデル事業
世界各地で難民や災害の被災者の支援を続ける一方、日本国内でも震災被災者の支援や防災に関する取り組みを続けているNGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ、本部=東京都渋谷区、代表理事=大西健丞)は、木造住宅の耐震補強普及をめざし、東京都内でも最も木造住宅が密集している地域の一つである墨田区京島地区で、耐震補強モデル事業を開始しました。
事業の最初の取り組みとして、京島二丁目協和町会会館の耐震補強工事に着手していますが、墨田区耐震補強推進協議会による最初の現場確認に合わせて、3月24日(火)午後2時すぎから、同会館で、墨田区京島二丁目協和町会(会長=大川英雄)とPWJによる覚書調印式を行います。
耐震性の高くない住宅については、耐震補強の重要性が指摘されていながら、本格的な改修を行うためには費用が数百万円にもなることなどから、その普及が遅れています。京島地区では、町内会などでつくる「京島地区まちづくり協議会」を中心に、地震や火災に強いまちづくりを目指した活動が従来から活発に進められ、「耐震モデルハウス」の取り組みも実施されていました。
こうしたことからPWJと同町会では今回、町会会館の耐震補強工事を行い、会館を地域住民の方に「モデルハウス」のように使ってもらうことで、耐震補強への理解を深めてほしいと考えました。
町会会館の耐震補強の費用は、墨田区とPWJがその一部を負担する予定です。
同まちづくり協議会には耐震活動分科会が設置されています。PWJでは、今回の耐震補強に引き続き、地域全体の耐震普及に向けて、同まちづくり協議会などとも連携を取って活動を続けていきたいと考えています。
※PWJの耐震補強普及事業は特定非営利活動法人チャリティ・プラットフォームの協力も得て行っています。
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