広島共立病院と連携協定締結
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、本日2月25日、広島共立病院( 院長 村田裕彦、広島県広島市)と災害時および平時の連携協力等に関する協定書を締結しました。
広島共立病院は、災害拠点病院に指定されており、大規模地震や水害、航空機事故、多重衝突など多くの傷病者が出たときの初期医療(おおむね発災48時間以内)を担う「DMAT(災害派遣医療チーム)」を保有しています。他方、PWJは、2018年の西日本豪雨や2019年の台風15号、台風19号で、医療チームによる急患搬送やDMATと連携した医療支援など医療機関との連携を強化しています。広島共立病院との協定締結を通じて、今後の災害発生時に、より効果的でスピーディーな緊急医療支援を目指します。
締結の内容は、災害時の医療従事者の派遣や傷病者の搬送・受け入れ、被災者支援、および平時における体制整備のための訓練や準備に関して連携し、防災や地域社会の発展等にも寄与していきます。
【PWJが運営するARROWSプロジェクト参加団体の協定締結先】
<自治体>東京都葛飾区、世田谷区、杉並区、静岡県袋井市、広島県神石高原町、岡山県笠岡市、美咲町、愛媛県上島町、佐賀県、佐賀市
<病院>岡山県済生会総合病院、米盛病院(鹿児島県)、田野病院(高知県)
<大学>高知県立大学、佐賀大学医学部附属病院高度救命救急センター
<団体>災害人道医療支援会(HuMA)
なお、ARROWSは現在、新型コロナウイルス感染拡大防止に向けて、日本全国の医療機関にマスクを配布する活動を開始しており、広島共立大学にも大人用・子ども用のマスクをお渡ししました。
ARROWSは「一秒でも早く、一人でも多く」命を助けることができるように、今後も関係各所との連携をすすめていきます。