川崎市の防災訓練にPWJも参加
9月1日は防災の日です。例年この時期には全国各地で防災訓練が行われますが、1日に川崎市であった市主催の総合防災訓練にピースウィンズ・ジャパン(PWJ)も参加しました。
参加したのは、訓練のひとつとして同市高津区の多摩川河川敷で行われた緊急支援用大型テント「バルーンシェルター」の設営訓練です。今年1月に川崎市と新日本石油との間で結ばれた「災害発生時における協定」に基づき、新日石が保有するバルーンシェルターを提供。市職員、消防団員、同社社員が協力し、設営と展示を行いました。PWJからは、国内災害担当の齋藤および、高津区民でもある海外事業部チーフの山本が参加し、設営・撤収作業に協力しました。
会場の河川敷に設営されたバルーンシェルター(C)PWJ/Masaharu SAITO
同じ会場では、市民が参加しての消火訓練や、消防・レスキュー隊員による倒壊家屋からの被災者救出訓練など、実際の震災を想定した様々な訓練が行われました。参加した関係機関の職員や、見学に訪れた一般の方々は、大きく広げられたバルーンシェルターに興味を持ち、次々とシェルター内に入りました。シェルターの用途や設営手順について質問したり、2004年の新潟県中越地震で避難所として活用された際の模様を記した当時のニュースレターを熱心に読んだりと、今年7月の中越沖地震も記憶に新しいせいか、震災時に避難所として利用できることに多くの方が感心している様子でした。
来年の防災訓練は、川崎市宮前区を主会場として行われる予定です。今回の経験を活かし、さらに実践的な訓練が行われるように、PWJも引き続き協力していく予定です。