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ニュース

耐震補強支援事業へ自治体などと協議

2008年も、5月に中国・四川大地震、6月に宮城・岩手内陸地震が発生するなど、国内外で大きな地震災害が続きました。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は地震国でもある日本の国内においても、海外での支援同様、被災者支援や地域復興支援に取り組んできましたが、一般家屋を対象とした耐震補強支援事業を、日本国内で実施することになりました。現在、対象地域の選定を進めていて、候補地域の自治体や関係者との協議を行っています。
震災への対応は、訓練や備蓄など、事前の準備が肝要であることは知られるようになってきました。そのなかでもとくに大切なのは、建物の耐震強化です。しかし、耐震補強工事はなかなか進んでおらず、なかでも一般家屋の耐震補強では、その金銭的な負担などが課題となっています。
PWJは、自治体や地域の方々と協力しながら、耐震補強の必要性について広める活動に取り組んでいきたいと考えています。このような活動を通じて、耐震補強を広められるよう、さまざまな方との調整を継続していきます。
具体的には、木造住宅密集地などで、実際の耐震補強の方法をわかりやすく伝えることと、一般家屋を対象とした簡易耐震工事への支援を実施することを検討しています。事業を実施する際には対象地域を設定する必要があると考えられることから、その候補となる可能性のある地域の自治体や住民の代表の方、関係者との話し合いを進めています。
工法については、さまざまな耐震補強方法についての情報収集や分析を進めていて、できるだけ費用を抑えながら耐震効果を挙げられる工法や業者を見出したいと考えています。
こうした準備を進めた後、具体的な対象地域を決定して、事業に着手します。
※PWJの耐震補強支援事業は、NPOチャリティ・プラットフォームの協力も得て実施する予定です。

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