【南スーダン】南スーダンで害虫被災農家支援を完了しました!
南スーダンでは、2020年2月以降、ウガンダ、ケニア、エチオピアとの国境に面した東エクアトリア州にサバクトビバッタ(以下バッタ)の集団が侵入し農作物を荒らし、3月から5月の農作物栽培に大きな被害をもたらしました。
これらの被害に対してピースウィンズ・ジャパンは、ジャパン・プラットフォームの助成を受け2020年5月から2021年2月まで東エクアトリア州マグウィ郡にて被災農家とコミュニティに対して農業支援を実施しました。その後も継続して2021年2月から「南スーダン東エクアトリア州における農家およびコミュニティに対する農業支援」事業を実施し2021年7月に事業が終了しました。
今回事業実施対象地となった東エクアトリア州は、国内でも特にバッタの被害が甚大であり、中でも穀倉地帯にあるマグウィ郡では、2020年7月には郡内の60%を超える穀物耕作地がバッタの被害にあいました。そのため本事業では、農家に対する農業研修、種子や農業資材の配付、トラクターや牛を利用した農地開拓支援、収穫物を保管する穀物倉庫建設などを行いました。
例年通り3月初めには雨期が始まることを期待していましたが、今年はなかなか雨が降り始めず、雨季の開始が遅れました。そのため種の植え付け開始時期がずれ、非常に心配しましたが、4月後半にやっと雨が降り始め農業支援活動が軌道に乗りました。
当事業に参加した、12歳以下の子どもを3人育てているシングルマザーのマーサは本事業で実施した農業支援によって彼女と家族の生活が改善したことを教えてくれました。
「ピースウィンズ・ジャパンの事業で農具、種子や長靴などを受け取り大変感謝しています。長靴は農作業の際に草木のとげや蛇などから守ってくれます。またこの事業で、土地の開墾を手伝ってくれたおかげで、私たちはすぐに種付けをすることができました。雨が降って農作物がたくさん収穫できることを願っています。」
農業研修を受け農業資材を受け取った互助グループの人たちは、収穫後にはピースウィンズ・ジャパンの支援による収穫を皆で集まってお祝いをしたいと嬉しそうに話してくれました。そこではもちろん収穫物の使い道についても話し合おうと意気込んでいました。
同事業は、ジャパン・プラットフォームの助成を受け、関係機関や地元の方々のご協力のもとに実施し無事終了することができました。引き続き皆様からのあたたかいご支援をお待ちしております。
農業資材を受け取る農家互助グループのメンバーたち
受け取った資材を持ち帰るマーサ(中央女性)
トラクターでの農地開拓風景
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