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【ウクライナ】ふたつの幼稚園が再開しました
2022年のロシア軍による侵攻で大きな被害を受けたために新学期を始めることができなかったウクライナ北部チェルニヒウ市のふたつの幼稚園が再開され、20ヵ月ぶりに子どもたちの賑やかな声が園内に響きました。
ピースウィンズは、チェルニヒウ市の第4幼稚園と第72幼稚園の改修を行ってきました。このふたつの幼稚園はロシア軍によるミサイル攻撃で屋根や壁が激しく破壊され、爆風によって多くの窓ガラスも割れていました。水道や電気、暖房施設も大きく損壊していました。これから厳しい冬を迎えるにあたって、子どもたちが寒い思いをすることのないように、暖房設備も新しくした結果、ポカポカと暖かい中で子どもたちが昼寝するできる居心地の良い部屋が完成しました。
破壊された跡を残しながらもきれいに修復された第72幼稚園の壁
それぞれの幼稚園では、日本とのつながりを記念して、桜の苗を植えました。ピースウィンズのスタッフと改修工事に関わったエンジニアたちも植樹に参加しました。
第4幼稚園では、開園のお祝いに園児たちがウクライナ伝統の踊りを披露してくれました。
第4幼稚園のアーラ園長の(左)は「破壊されたものを片付けるところからこのプロジェクトは始まりました。そして改修された幼稚園は、とても暖かく快適です」と喜び、第72幼稚園のアゲニア園長(右)は、「今日の幼稚園の再開は『2度目の誕生日のようです』」と声を弾ませました。
訪問するたびに、第4幼稚園の外教室の壁の絵が充実していきます
第4幼稚園の入口には、ジャパンプラットフォームの支援を受けてピースウィンズジャパンが改修を行ったことを示すプレートが掲げてありました
*ウクライナにおけるピースウィンズの支援活動は、みなさまからのご寄付やジャパンプラットフォームからの助成金により実施しています。