【東アフリカ干ばつ】難民キャンプで最初の住宅が完成!
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は今年2月から東アフリカ干ばつ被災者支援として、ケニアの北東州、ダダーブというソマリア国境から約80kmの位置にある難民キャンプで、人びとの生活を少しでも改善するため、住宅(シェルター)建設を行なっています。その一軒目の住宅が、難民やホストコミュニティ、UNHCRなどの協力の下、5月半ばについに完成しました。
PWJが支援しているキャンプでは、昨年の干ばつによって流入した約7万3千人の難民が厳しい環境で暮らしています。なかでも住宅問題は深刻で、難民の人びとはテントの中で地面にシートを敷いて、そこに家族全員がほとんど隙間なく並んで眠る生活をしています。しかもこのテントはもともと耐久期間が6〜8か月なうえに、灼熱の太陽が照りつける刺すような日差しや、風と砂塵ですでにボロボロになっており、その上から布や防水シートの切れ端をかぶせて使っています。
PWJ住宅事業の最初の受益者となったおじいさんは、私たちが現場へ行くと必ず握手と挨拶で迎えてくれ、住宅建設作業にも積極的に協力してくれました。完成する前に「早くシェルターに住めるように、がんばりますね」とお伝えしたら、「ありがとう」と笑顔で応えてくれました。少しでも多くの方々がより早く安心できる環境で暮らしていけるよう、PWJはこれからも住宅建設を続けていきます。
*本事業は、ジャパン・プラットフォームによる資金や寄付金などにより、実施しています。