【モザンビーク】緊急支援─避難民へ食料を届けました─
引き続き、ピースウィンズ・ジャパン(以下、ピースウィンズ)はカーボ・デルガド州シウレ郡で発生した武装勢力の攻撃によって避難してきた人々に対して支援を行っています。
→参照:
2/19【モザンビーク】北部カーボ・デルガド州シウレ郡で再び武装勢力による攻撃
2/20【モザンビーク】避難民を安全な場所へ移送しました
2月20日、前日にピースウィンズが避難先の「再定住居住地」に移送した人々に、シウレ郡政府が災害用に備蓄していた食料を運んで配布しました。
食料を載せた車が再定住居住地に到着すると、届くのを待ち遠しにしていた人たちが集まってきました。お米(25kg)と食用油(2L)を2~3世帯分で分け合う形で、計50世帯へ最小限の食料を配布しました。
食料を配布した後、ボウルを囲んで複数人で食事をしている子どもたちに会いました。切迫した状況から逃れて安堵する同時に、これまでの空腹を満たしているのでしょうか。
2月20日現在、シウレ郡内で1,798世帯(9,248人)の避難民が確認されています。このうち約50%が子どもです。さらに、21日には、シウレ郡で治安状況がさらに悪化し、新たに元の家を離れて南方へと避難する人びとが発生しています。シウレ郡に避難してきた人、シウレ郡を離れて隣のナンプラ州に避難しようとしている人で、シウレ郡中心地は大混乱です。そのため、シウレ郡政府は、中心地のトランジット・センター(一時避難所)に留まり、溢れている避難民を再定住居住地の住居へ移送することを優先課題としています。
(動画)人びとが大移動を続けるシウレ郡
現地の状況はさらに混乱をきたしていますが、引き続き、ピースウィンズは支援を必要としている人々に対して、支援を届けて参ります。
※本活動は、皆さまからの寄付によって行われています。迅速な支援を実施するために、温かなご支援・ご協力をお願い申し上げます。