【モザンビーク】壊れた給水施設が復旧!水が戻り、住民たちが笑顔に。
12月のサイクロンで被害を受けたモザンビーク北部のメクーフィ郡サンベネ(Sambene)地区で、ソーラーパネル式の給水施設を修繕しました。この地域では、サイクロンによってソーラーパネルが破壊され、井戸から水を汲み上げることができない状況が続いていました。
修繕前、住民たちは毎日となり町まで歩き、水を汲んでいました。水汲み場までの距離は遠くないものの、多くに人が水を求めてその町に来ているため、長時間待つ必要がありました。
ピースウィンズは、鉄フレームで固定した新しいソーラーパネルを設置し、電動ポンプで井戸から水をくみ上げるシステムを復旧する支援を行いました。さらに、給水タンクと配管の修繕も行い、1月11日には無事にすべての修繕作業が完了しました。
「待っていた水が出た!」住民の喜びの声
修繕が完了した翌日、私たちはサンベネ(Sambene)地区の給水施設を訪問しました。
そこには、水道の蛇口の前に集まる住民たちの姿がありました。みんな今か今かと水が出るのを待っていたのです。
特に、子どもたちの無邪気な笑顔を見たとき、この修繕が生活にどれほど大きな意味を持つかを実感しました。水が出るという日常の当たり前が、彼らにとっては「未来への希望」だったのです。
サイクロン被害から約1か月、水がない生活を強いられていた人々に、生活の要である「水」を取り戻すことができました。
改めて、温かいご支援に心より感謝申し上げます。
しかし、モザンビークではまだ多くの地域が支援を必要としています。今回のような給水施設の損壊や、電力施設が被害を受けたことによって電力も不安定な地域が多く、特に雨季を迎える今後、衛生環境の悪化が懸念されています。
彼らが安心して暮らせる日常を取り戻すために。
私たちは、引き続きサイクロン被害の支援活動を続けてまいります。