【南スーダン】アッパーナイル州で食料支援を開始
南スーダンでは、継続する複合的な人道危機に加え、ウクライナ危機に伴う物価の高騰、度重なる洪水被災により、食料不足が悪化しています。
飢えは、武力衝突の原因と結果の両方に直結し、土地や家畜をめぐる争いや農業生産性の下落など負の連鎖へとつながっており、人々の生命維持のためだけでなく、情勢の安定のためにも食料の確保が求められています。しかし、国際社会からの支援資金の減少により、支援団体は食料支援を縮小あるいは停止せざるを得ない状況です。子どもたちの教育機会の確保や栄養改善のために必要な学校給食も、支援の大幅な縮小や停止が発生しており、多くの子どもたちは食料を探したり家計を助けるために学校を辞め、成長に影響が及ぶ懸念が高まっています。この状況を受けて、ピースウィンズは、食料不足の状況の悪化リスクが高く、他団体による学校給食支援の再開見込みのない南スーダン北部アッパーナイル州にて食料支援を開始しました。
アッパーナイル州は南スーダン国内で6番目に多い約21万人の国内避難民を受け入れる 地域です。中でも多くの国内避難民を受け入れているマバン郡、マラカル郡、メルート郡のうち、過去4年間の度重なる洪水発生で被災したメルート郡は、人々が避難を余儀なくされ、洪水で農作物が流されるなどしており、さらに作物収穫量が減る4月-7月には食料不足の状況がさらに悪化すると見込まれています。このため、ピースウィンズは支援対象地域をメルート郡に絞り、支援団体による学校給食支援が行われていないアルサラーム小学校に焦点を当て、持ち帰り用の食料を配付する予定です。
食料配付の対象となるアッパーナイル州メルート郡にあるアルサラーム小学校
3月、ピースウィンズは、アルサラーム小学校関係者、そしてメルート郡およびコミュニティ関係者と会議を行い、活動の計画を説明しました。ピースウィンズの活動に感謝の声が聞かれた一方で、多くの子どもたちが食料支援を必要としているとの声もあり、食料不足の深刻さと支援の喫緊性を痛感しました。活動の状況は、ピースウィンズのホームページやSNSで報告していく予定です。1人でも多くの子どもたちに支援が届くように、学校関係者、そしてメルート郡およびコミュニティ関係者と調整しながら活動を行っていきます。みなさまからの温かいご支援をいただけたら幸いです。
アルサラーム小学校やコミュニティ関係者との会議の様子
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