東日本大震災から9年を迎えて
東日本大震災発生から3月11日の本日、9年が経過しました。
亡くなられた方々のご冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災された皆さまに、お見舞い申し上げます。
福島県を中心に約4万8000人の方々がいまだ避難生活を余儀なくされています。(NHK)
震災発生直後から支援に入ったPWJは現在も、南三陸町で地元の方々の交流拠点サポート活動および昨年の台風19号で被害が出た宮城県内での家電支援など活動を続けています。
PWJは今後も、被災した方々の支援活動を継続していく予定です。
東北の復興事業に大きく関わったPWJスタッフからのメッセージをお届けします。
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大震災から9年。「もう9年」と、「まだ9年」という思いが重なりました。
現地の復興状況を考えると、まだまだといったほうがいいようにも思います。
昨年も台風による洪水が東北におおきな爪痕を残しました。
自然災害への対応は、過去のことではなく、これからのことだと改めてとらえなおし、できることを考えたいと思います。
今も避難生活を送られている被災者のみなさまや、現地で復興に取り組まれているみなさまのご健康をお祈りいたします。
PWJ管理部長(元東北事業責任者) 角免 昌俊
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3.11は、大切なことを教えてくれました。
今日から10年目を迎える東日本大震災。
あれから長い年月が経ちました。
昨年の台風15号・19号の被害は、「東日本を忘れるな!」、「これからは、もっと厳しい自然災害が待っているぞ」という警笛に思えてなりません。
2011年3月11日から日本国内の自然災害が発生するたび被災地が増え、震災の経験者も増えています。
生きていくうえで何が大切なのか、何を大切にしなければならないのかを、気づかさせてくれるように感じます。
私は、実家が流され、家族との記憶とにおいが一瞬で消えてしまいましたが、本当に大切な家族を失うことなく東日本大震災を潜り抜けることができました。
もう一度、自分の周りを見渡し、大切なものは何なのか考えさせられる一日になれば、震災の記憶が風化することなく多くの方の学びになることで、記憶が刻まれていくのだと思います。
PWJ東北事業担当 西城 幸江