私たちの活動
【ミャンマー】戦闘で負傷した人たちのアート 想いと希望の手「Hands of Feeling and Hope」
ミャンマーの戦闘で負傷し、治療を行っている人たちが集まっている家を訪れました。
数人の負傷者が集まっていたのが、今では80人ほどの療養者が集まり生活をしています。
療養スペースに入るとすぐに、目を引く大きな絵が飾ってありました。
その絵はそこで生活をしてる人みんなで描いた手形アートでした。
タイトルは「Hands of Feeling and Hope」(想いと希望の手)。
手形の中をよく見ると、様々な絵が描きこまれています。
これは故郷に帰りたいという望郷の気持ち。
これは投獄されている家族を心配する気持ち。
こちらは、ミャンマーにいる家族を案ずるも何もできず、引きちぎられる心。
こちらは、今回の戦火で失った左目。
その他にも、空爆の様子、失った手など、この絵の中には、リアルな彼らの感情が溢れ出しています。
被害報告の数字だけではわからない、それぞれのストーリーがここにはあります。
今回ご支援いただいた資金の一部で、この家で療養している人たちに、クリスマス前に食糧支援をします。
油や豆、オイスターソースや各種調味料などです。
ミャンマーは仏教のイメージが強いかと思いますが、避難している人にはキリスト教徒も少なくなく、
避難先であるタイの町では、クリスマスのデコレーションが町に溢れています。
クリスマスは少しでも心穏やかな夜を過ごせますように。