【モンゴル】今年もサマーキャンプへ向けて
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、現地の児童保護施設「ベルビスト・ケアセンター」(VCC)を通じてモンゴルで貧困や家庭の事情のために保護者のもとで暮らすことができない子どもたちを支援しています。
現在VVCでは、幼稚園、小学、中学、高校、大学に通う35人の子どもたちが共に学び、一緒に生活をしながら、将来的な自立を目指しています。


モンゴルの教育課程は初等教育(5年)、中等教育(4年+3年)、高等教育があり、モンゴルの中等教育終了が日本の高等学校卒業と同等になります。高等教育は、大学、専門大学、カレッジ、高等専門学校で行われます。学校は9月~5月で、1月から旧正月までが冬休み、6月~8月が夏休みとなります。
現在、私立大学で保育を勉強している学生が1名います。今年高校を卒業する1名(女生徒)は、モンゴルの警察学校に入る道を選び、中等教育を終了する2名はカレッジへ入学する予定になっています。
子ども達は今、年度末の試験や卒業試験にむけて、懸命に準備しています。



試験が終わり6月中旬になると、子ども達はウランバートルの郊外へ向かい、サマーキャンプを楽しみます。体を動かしたり、野菜や植物の育て方を学んだり、色んな事をして過ごします。今年はキャンプで植樹することも計画しています。
また子どもたちが親元で再び暮らせるのか調べるため、サマーキャンプの期間に、ソーシャルワーカーが子ども達の親に生活状況の聞きとりをします。首都ウランバートルにあるVCCの建物のメンテナンスも行います。今回は排水システムの修繕を行う予定です。サマーキャンプが終了して8月に成長して戻って来る子供たちを迎え入れるため、職員も奮闘します。

ピースウィンズは、これからもモンゴルの子ども達への支援を継続します。
現地への支援は皆さまからのご寄付により実施しています。
今後とも、皆様のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。