【スリランカ 豪雨被害 緊急支援】サイクロン「ディトワ」の猛威で115万人が被災、350人以上が犠牲に

スリランカに上陸したサイクロンが、大規模な洪水・土砂崩れによる被害を引き起こしています。スリランカ当局によると、12月1日朝の時点で355人が死亡、366人が行方不明となり、被災者は115万人超に上っているといいます(DMC|Situation Report on 2025.12.01 at 09.00 a.m)。
ピースウィンズはこの甚大な被害の発生を受けて、緊急支援チームの派遣を決定。先遣隊として看護師1名、調整員1名が12月1日に日本を発ち、空路で現地に向かっています。
サイクロンの上陸から数日、広がり続ける被害

11月末、東南アジアを襲った複数のサイクロンによって各地に被害が出ています。スリランカを襲ったサイクロン「ディトワ」は、11月27日にスリランカに上陸したあと、数日にわたって豪雨や暴風をもたらしました。サイクロンが去った後も、ダムの決壊による洪水の発生や土砂崩れなどで、被害は拡大し続けています。
スリランカのディサーナーヤカ大統領は、11月28日付で国家非常事態を宣言。日本やインド、米国、モルディブ、中国、オーストラリア、パキスタンなど、各国が緊急援助の提供を発表しました。
被害状況を把握し、1人でも多くに支援を

ピースウィンズの現地スタッフは、行政の担当者などを通じて被害状況や被災者についての情報収集を続けています。サイクロン被害を受けて陸の孤島となった地域には空軍が食糧などを運んでいるものの燃料が届かず枯渇。また、現在水やココナッツ、野菜などが不足するなかで、買い占めが起こっているという情報もあります。
スリランカはピースウィンズにとって、内戦が終結した2009年から拠点を置き、支援を続けている縁の深い国です。内戦によって荒廃してしまった農業インフラの整備、有機農業の促進などによる農産物の高付加価値化など、主に農業を通じた生計向上支援を行ってきました。

現地の事情に精通するスリランカのスタッフと、日本から合流する緊急支援のスペシャリストが1つのチームとなり、困難の只中にあるスリランカの人びとを1人でも多く救えるよう、最善を尽くします。
皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
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