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私たちの活動

【シリア】人道危機の中で育ってきた子どもたちに心のケアを

人道危機が長引くシリア国内で、ピースウィンズは2022年より、子どもや女性、高齢者など幅広い人々を対象に、「心のケア」を目的とした心理社会的支援を実施してきました。

2024年12月のアサド政権崩壊後、武力行使は終わったかのように見えましたが、2026年に入ってもなお、暫定政府軍と民主軍の衝突が続いています。

15年に及ぶ人道危機の影響により、人々は基本的な医療や教育などのサービスを十分に受けられない状況が続いています。度重なる避難や悲劇、暴力の経験が及ぼす、子どもたちへの身体的、精神的、社会的影響は深刻で、特に、慢性的な心理的ストレスを抱える子どもたちへの心のケアは、喫緊の課題です。

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弾痕の残る建物を背景にレクリエーションに参加する男の子

ピースウィンズは、レクリエーションや創作表現活動を通じて、子どもたちが自己の感情を表現し、自尊心と他者とのつながりを育む機会を提供しています。

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好きな人をイメージし作成した人形を紹介する女の子と、人形がどのような感情を抱いているのか読み取ろうと真剣に劇に聞き入る子どもたち

活動の一環であるキャンドル作りに参加した聴覚障害のある18歳の女性は、次のように話してくれました。

「学校に友達がいませんでした。障害を恥ずかしく感じていました。でも、ここでは友達ができて、手話を覚えようとしてくれる友達もいました。ファシリテーターは手話ができなくても、文字や身振りで丁寧に教えてくれました。ここに来るのが本当に楽しいです。大学に進学したら、ここで学んだスキルを活かして、両親の心配や経済的な不安を和らげたいです。」

彼女の家族は両親と兄3人の6人家族です。父親の慢性疾患もあり、経済的に困窮しています。手話は、家族で独学してきましたが、十分に意思疎通ができず、彼女にとっても家族にとってもストレスとなっていました。

しかし、今回のキャンドル作りについては、家族に活動内容やその日学んだことを意欲的に伝えてきたそうです。活動を通じて、彼女は家族だけでなく社会とのつながりに自信を持てるようになり、家族も彼女の変化を喜んでいます。

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作成したキャンドルにどのような飾り付けをしようか思案している参加者の様子

彼女の母親は、こう語ります。

「ここでは皆が娘とコミュニケーションをとろうと努力してくれます。ファシリテーターも忍耐強く関わり、個別フォローもしてくれました。娘も毎回嬉しそうでした。」

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レクリエーション・創作表現活動を通して笑顔がこぼれる女の子

ピースウィンズはこれからも、シリアの人びとに寄り添い、心理的ストレスを軽減し、笑顔を取り戻せるよう支援を続けていきます。

今後とも、皆様の温かいご支援、ご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

※ピースウィンズの活動は、ジャパン・プラットフォームからの助成金および個人・法人の皆さまからのご寄付により実施されています。

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