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【中東危機 緊急支援】120万人以上が避難するレバノン ~ 崩れゆく日常のなかで未来を信じて避難した家族の声

2026年3月3日から続くイスラエルによるレバノンへの激しい空爆と地上戦で、死者数は1,000人を超え、負傷者は2,584人に上ります。ユニセフ(国連児童基金)のテッド・チャイバン副事務局長は、「最近の事態の悪化により、毎日教室1つ分の子どもたちが死亡または負傷しています」と述べています。避難指示が相次ぐことで住民の移動が繰り返され、120万人以上が避難を余儀なくされています。

「安全な明日を信じて、夜の海辺で、恐怖と不安の中、身を寄せ合いました」

こう話すのは、ベイルート南郊沿岸オウザイの自宅から首都ベイルートのデクワネの避難所で家族と避難生活をおくるマリアさん(仮名)です。現地の団体スタッフが避難所を訪れた際、避難所に身を寄せるまでの張り詰めた日々や、当時の切実な体験を語ってくれました。

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デクワネの避難所で避難生活を送るマリアさん(仮名)一家

「深刻な視力障害を抱える60歳の夫と暮らしています。夫は片目が完全に失明しており、もう一方の目もほとんど見えません。避難する前は、家族を養うために水の配達の仕事をしていました。しかし、突然、避難指示が出されたため、生きるためにすべてを置いてすぐに逃げることにしました。慌ただしく家を出たため、荷物をまとめる時間もなく、持ち出せたのは、身分証明書と当面の薬、それに毛布一枚だけでした。衣類やその他の私物はすべて置いてこざるを得ませんでした。避難により、夫も唯一の収入源を失いました。家族は7人で、長男(29歳)は知的障害を持っています。次女(25歳)は脳性麻痺と知的な遅れがあり、継続的な医療ケアと薬が必要です。そして、既婚の娘とその息子2人で避難生活をおくっています。

避難した初日の夜は、行く場がなく、安全な明日を信じて、夜の海辺で、恐怖と不安の中、身を寄せ合いました。その後、デクワネの避難所で一時的な安住を得ることができました。元の家は幸いにもまだ無事ですが、イラン大使館の近くにあり、爆撃の可能性があるため将来が全く見通せません」

マリアさん(仮名)は語ります。「今一番欲しいのは、安全と、娘の持病の薬です」

この家族の経験は、多くの避難民の現実そのものです。ピースウィンズは、このご家族をはじめ、困難に直面する一人ひとりに引き続き、支援を届けて参ります。皆さまからの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

※今回の中東危機に伴うレバノンでの避難民支援は、皆さまからのご寄付により実施します。

ピースウィンズは引き続き避難民への支援を実施していきます。皆さまからの温かいご支援をどうぞよろしくお願いいたします。

<参考記事>

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