【スマトラ島沖地震】物資の配給を開始しました
2009年9月30日に起こった地震による被害を受け、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は10月5日より物資の緊急配布を開始しています。被災した村をまわって調査・配給作業にあたっている山元めぐみより報告が届きました。
10月2日よりスタッフを派遣し調査を行っていましたが、山間部や農村部ではまだ支援が全く届いていない村が多いため、緊急に物資配給をはじめました。今回配給している物資は、ミネラルウォーター、インスタントラーメン、魚の缶詰です。
6日は、小型のトラックに満載したミネラルウォーター2400本、インスタントラーメン12,000食、および魚の缶詰576個を、もっとも被害の大きかったパダン−パリアマン県内の6つの村にて配給しました。
「10月6日、よくテレビでも報道されているような土砂崩れがあったパナス村とチュマラック村に調査に行きました。双方の村とも近隣の県の住民から多少の支援が届いているものの、市内から道を奥に入り離れているためか、国際支援団体からの支援はまだ全くないとのことでした。家を飲み込んだ土砂崩れのあった場所は、メイン道路から山道や畦道を歩いて片道45分ぐらいかかる所で、私がいる間にもご遺体が3体出てきました。完全に土砂崩れで道が寸断されている箇所もありました」
この村でも、PWJはミネラルウォーター、インスタントラーメン、魚の缶詰を配給しました。6日までにパダン−パリアマン県内の7つの村にて配給を終了し、7日も継続します。