技術者向け講座の第2期がスタート
耐震技術普及事業の最終段階として、ピース ウィンズ・ジャパン(PWJ)がイラン住宅公社と協力して2005年5月からバムで開講している地元の技術者を対象としたトレーニングコースの第1期がこのほど終了し、最終テストに合格した受講生11人に修了証書が渡されました。コースは、新たな受講生による第2期がスタートし、19人が耐震技術の学習を続けています。
3カ月にわたるトレーニングコースは、バム地震による建物の倒壊原因や耐震技術の基本の講義から始まり、コンクリート・鉄筋・レンガなど材料ごとの技術の講義、実践トレーニングを受講。最後には、実技テストや現場管理法の学習も行いました。
9月26日には修了式が行われ、すべての講座を受講し、テストにも合格した11人は、PWJとイラン住宅公社が発行した修了書を受け取りました。
写真左:PWJスタッフから証書を受け取る修了者
写真右:PWJのロゴが入った修了証書
(C)Peace Winds Japan
修了者の1人でバム在住のモーセンさん(23歳)は「このトレーニングを通して、基本から細かい技術まで、普段学べないようなことを多く学ぶことができました。ここで学んだ技術を今後の仕事に生かし、バム復興の役に立って行きたい。トレーニングに参加して、このトレーニングの大切さが理解できたので、2期目のトレーニングで役に立てることがあれば、ぜひ手伝いたい」と話してくれました。
2期目のトレーニングは、修了式当日の9月26日にさっそく開講。19名の受講生が、1回目の講義として地震のメカニズムや建物の倒壊原因、耐震技術の基本などから、学習を開始しました。
写真左:修了証書を持って記念撮影
写真右:新たな受講生による第2期がスタート
(C)Peace Winds Japan
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