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私たちの活動

【シリア難民支援】子どもたちに夏服と靴の配布を開始

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は7月27日、イラク北部ニナワ州のアクレ難民キャンプで5歳から17歳の子ども494人を対象に夏服と靴の配布を開始しました。
2013年8月の難民大量流入後に新設された難民キャンプで生活するシリア難民世帯は、いまだに生活に必要なものすべてが揃っているとは言い難い状況です。これを受け、現地政府や国際機関、他団体との調整の結果、PWJはイラク北部の8つのシリア難民キャンプの5歳から17歳の子ども計約1万人に夏服と靴の配布を行うことになりました。夏服と靴は隣国トルコで調達し、それぞれの子どもに合ったサイズを配布します。アクレ難民キャンプでの配布を皮切りに、他の7つのキャンプでも順次配布を行っていきます。
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写真左:登録情報をもとに子どもの年齢・サイズを確認するPWJ配布担当スタッフ
写真右:それぞれの子どものサイズに合った靴を探すPWJ配布担当スタッフ
イラクでは夏本番を迎え、日中の最高気温は45度まで達しています。アクレ難民キャンプでの配布の際には、「毎日子どもたちは外で遊んで服を汚して帰ってきますが、着替えの洋服は十分にはありません。また、子どもに合ったサイズのものを配布してもらえるのでとても助かります。」といった感謝の声が親御さんから多く聞かれました。また、夏服・靴を受け取った子どもたちからは「新しい洋服と靴がもらえるなんてすごく嬉しいです!」と喜びの声があがっています。
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写真左:妹たちの分も一緒に受け取る女の子
写真右:アクレ難民キャンプで暮らす親子
シリア危機勃発から3年以上が経ち、シリア情勢に対する世界の関心は薄れ始めていますが、難民の数は増加の一途をたどっています。PWJは今後もシリア難民の生活の質の向上のため、支援を継続します。引き続き、皆さまの温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。
報告:牛田眞也子(イラク事業調整員)
※本事業は、ジャパン・プラットフォームからの助成金や皆さまからのご寄付により実施しています。

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