新潟県中越地震 被災者支援 緊急支援用大型テントを被災地に設置へ
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、新潟県中越地方を震源とする連続地震の被害を受け、緊急支援用大型テント「バルーンシェルター」3セットを、被災地に運び入れます。スーパーの駐車場などに設置し、被災者の避難や、救援物資の配布などに活用することを想定しています。テントは1セットあたり約100人を収容することが可能で、約30分で設置を完了することができます。
緊急支援用大型テント「バルーンシェルター」
(C)Peace Winds Japan
PWJでは、日本国内における自然災害発生時などの緊急事態に備えるため、かねてからイオンと調査・連携を図ってきました。すでに、静岡県内のイオンの2店が、バルーンシェルターを購入・備蓄しています。
今回の一連の地震に伴う新潟県内の甚大な被害を受け、PWJはイオンとの協議を経て、PWJのバルーンシェルターを現地に搬入することを決定。24日午前2時30分ごろ、スタッフ4人とともに、事務所を出発し、被災地へ向かうこととしました。被災地に到着後、すぐに設営にとりかかる予定です。
10月24日午前1:30現在、設置場所として、イオンの店舗の駐車場などを考えています。
PWJ所有のシェルターに加え、イオンでは、静岡県内の店舗に配備しているバルーンシェルターを被災地に運び込む予定です。
バルーンシェルターは、PWJと繊維メーカー「帝人」が共同開発した、緊急支援活動用の大型テント。携帯性に優れ、耐風圧性能などの強度も合わせ持ち、収納時は1m×1m×0.8mのサイズ(重要約60kg)。1セットあたり約100人を収容することができます。PWJでは、インド震災支援やアフガニスタン避難民支援の現場で活用し、避難のほか、緊急物資の配布や、避難者の登録などにも有用性を発揮しています。
写真はいずれも
アフガニスタンの避難民支援で活用されたバルーンシェルター
(C)Peace Winds Japan