支援開始へスタッフを派遣
7月16日午前10時13分ごろ、新潟県などで最大震度6強を観測する大きな地震「新潟県中越沖地震」が発生しました。このたびの地震で被災されたみなさまに心からお見舞い申し上げます。1日も早く、被災地のみなさまが普段の生活を取り戻されることを願っております。地震の被害が大きいことから、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)では、現地で支援活動を開始することを想定して、スタッフ4人を同日、被災地へ向けて出発させました。同県柏崎市周辺で17日より、緊急支援用大型テント「バルーンシェルター」や炊き出しセットを活用した避難所運営またはサポートを行うことを想定しています。
2004年の新潟県中越地震で避難所として活用したバルーンシェルター
(C)Peace Winds Japan
PWJは、日本国内で大規模な災害が発生した場合、海外の支援活動で培った経験を生かして、被災者の支援を行う方針をとっています。今回の地震による被害の実態はまだ十分に把握されていないものの、被害の大きさを受け、スタッフの派遣に踏み切りました。
バルーンシェルターは、PWJが大手繊維メーカーと共同開発したもので、1セットで約100人を収容可能です。空気を送り続けて支える構造になっているため、倒壊のおそれがありません。2004年の新潟県中越地震の際には、同県小千谷市内のスーパーの駐車場に最大時4セットを設置し、450人近い被災者に利用してもらいましたが、倒壊のおそれがないため、余震が続くなかでも安心して活用していただくことができました。
PWJでは、被災状況や支援に対するニーズ(希望・必要)を確認しながら、17日午前にも支援を開始する予定です。
【被災地へ向かったPWJスタッフ】
國田博史 (国内事業部) 愛媛県出身
斎藤雅治 (海外事業部) 東京都出身
鈴木広光 (国内事業部) 栃木県出身
高橋郁 (国内事業部) 千葉県出身