ヴォインジャマ国立高等専門学校が完成
今年1月より工事を始めていたヴォインジャマ国立高等専門学校の再建事業(第一工期)がついに完了しました。今回の事業で再建したのは、普通科の12教室と付属のトイレ、またそれら教室間を移動するための外廊下、そして教員用事務所、食堂と台所です。学校のシンボルカラーである小豆色と白ですっきりとまとめられた新校舎は、9月の新学期を前に、8月22日にロファ州に引き渡されました。
写真左:式典でスピーチするPWJ三浦(中央)
写真右:再建された校舎の全景
(C)Peace Winds Japan
式典には、UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)ヴォインジャマ事務所代表、ロファ州教育局長などが出席し、みなで事業の完了を祝いました。学校職員も新校舎の仕上がりには非常に満足し、今後の学校の発展に新たな意欲を見せていました。8月27日からは新学期に向けた学生登録が始まり、人の出入りも増えて学校らしくなってきました。
これまで普通科の授業は、近隣の幼稚園と半壊した教会の建物を使って続けられてきましたが、9月からは新校舎に場所を移します。学校側もリベリア教育省も、州を代表する施設であるこの学校の再建はリベリアの復興のために必要なものと高く評価しており、普通科に加えて職業科も授業を再開することになりました。再建された普通科用の12教室を交代で使わせてもらったり、食堂も教室として利用したりして、講義を始める予定です。
写真左:生徒の登録が始まった教員用事務所
写真右:教室の内部
(C)PWJ/Maho MIURA
この事業は、PWJが外務省の日本NGO連携無償資金やUNHCRの協力を得て進めてきました。