在ガーナ日本大使館中村参事官がPWJ事業地を訪問
1月15日から18日の間、在ガーナ日本大使館の中村参事官がリベリアを訪問され、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が活動するリベリア北西部のロファ州ヴォインジャマを視察されました。
1970年代にはリベリア国内に日本大使館が置かれていましたが、内戦の激化に伴って閉鎖され、現在はガーナにある日本大使館がリベリアを兼轄しています。
PWJが2007年、日本政府の日本NGO連携無償資金を得て一部校舎の再建を行ったヴォインジャマの国立高等専門学校では、すでに新学年が開始される前の2007年8月に、学校側への新校舎引き渡しを行いましたが、中村参事官をお迎えして、リベリア国教育省、ロファ州の代表が出席し、歓迎の式典が執り行われました。
写真左:歓迎式典の模様 写真右:スピーチする中村参事官
(C)PWJ/Shitau MIURA
中村参事官は、再建された校舎を訪問し、さらに2008年再建について申請を予定している職業科の校舎跡地も見学されました。また、学校側が自主的に農業指導を行っている田や畑も視察され、学校側の自助努力を高く評価されるとともに、教師数が不足する状況を改善するためには教師用の宿舎を整備する必要がある点についてご理解いただきました。
写真左:コンピュータルームを見学 写真右:学校敷地内を視察
(C)PWJ/Shitau MIURA
学校の見学後は、PWJが2004年から2006年までにジャパン・プラットフォーム(JPF)や国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)よりの助成を受けて復興支援を実施した村の一つであるサカナドゥ村を訪問されました。
サカナドゥ村をご訪問
(C)PWJ/Shitau MIURA
サカナドゥ村では、PWJは、住居建築資材の配布、共同井戸・トイレの建設、学校建設、クリニック付属の看護士宿舎の建設などを行ってきました。
これらの視察を通して、リベリア内陸の遠隔地の実情や、ひどい悪路の状況、さらにPWJの活動の様子をご覧いただいたことは、支援の現場で働く私たちにとってとても貴重な機会となり、心から感謝しています。中村参事官よりいただいた多くのご助言と激励のお言葉を、これからの事業の実施に活かしていきたいと思っています。