ジョングレイ州知事がPWJに感謝状
2006年8月からスーダン南部ジョングレイ州で井戸建設などを行っているピースウィンズ・ジャパン(PWJ)の活動は、国連機関や現地政府をはじめ、現地でも高く評価されています。ジョングレイ州のフィリップ・ソン・リーク州知事からはPWJに対して、感謝状が贈られました。
州知事からの感謝状を手にするPWJ西野
(C)PWJ/Kazuyoshi MISAWA
PWJスーダン事業現地責任者の明城徹也にあてた8月29日付の感謝状のなかで、知事は、「PWJ、コーディネーター(現地で活動するスタッフ)、PWJの支援者・日本国民および日本政府が、PWJの活動を通じて行ったジョングレイ州の住民に対する多大な貢献に深く感謝する」と述べ、PWJの活動は州内で活動するNGOのなかでも最良のものだと賞賛しています。
また、ジョングレイ州の州都ボーに駐在して活動してきたPWJスタッフ西野ゆかりの名前を挙げ、西野や現地スタッフたちの活動を、献身的で、住民に対して温かく接していると評価しています。
州知事に活動を説明する西野=ジョングレイ州知事公舎
(C)PWJ/Kazuyoshi MISAWA
感謝状の贈呈に先立つ8月28日には、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)ボー事務所の仲介で、西野をはじめとするPWJスタッフと知事との話し合いが持たれました。知事からは感謝状同様の謝辞のほか、「PWJは事業を行うといえば必ず実行する。言葉通りに迅速に行動してくれる」との言葉もありました。西野からはPWJが2006年以来、州内各地で計38本の井戸を建設したことやコミュニティに対して井戸のメンテナンスの指導を行っていることを写真を使って説明しましたが、知事はPWJの活動を知っているようで、うなづきながら説明を聞いていました。
西野からはさらに、次の乾期の事業計画について説明。知事からは同州が野生生物や家畜、漁業、農業に恵まれた地域であることが強調され、「PWJがジョングレイ州における日本の“大使”となって活動し、日本からの投資も呼び込んでほしい」との発言もありました。
PWJは引き続き、現地政府や各種機関とも協力しながら、南スーダンでの支援事業を進めていきます。
写真左:州知事と握手する西野
写真右:知事とPWJスタッフとの記念撮影
いずれもジョングレイ州知事公舎