【ウガンダ】北部難民居住地区で衛生啓発トレーニングを実施しました
PWJは2020年3月末からウガンダ北部のライノキャンプ、ビディビディの各難民居住地区で新たなプロジェクトを開始しました。今回はビディビディ難民居住地区で実施している学校での衛生支援活動を紹介します。
2020年9月後半、ビディビディ難民居住地区のケナヴァリー小学校で衛生普及活動の一環として衛生啓発トレーニングを実施しました。現在、ウガンダでは新型コロナウィルスの感染拡大防止の措置として、大人数での集会が禁止されているため、同校の保健クラブメンバーとクラブ顧問の先生など、最少人数を対象としました。
トレーニングは、病気を予防できるより良い衛生習慣を身につけるために、必要な知識や技術を学ぶこと、学校内の衛生設備や給水設備の維持管理と美化を図ることを目的としています。
トレーニングの主な内容は以下の通りになります。
・学校の保健クラブの役割について考える
・学校にある衛生・給水設備の見直し
・理想的な学校について考える
・簡易手洗い器の作り方について学ぶ
・正しい手洗い方法について学ぶ
・伝染病の感染経路を知り、その予防方法を考える
こういったトピックを顧問の先生を中心に参加者がディスカッションを行い、最終的に保健クラブとしての今後の活動計画について話し合いました。
保健に関する知識をもっと勉強して他の生徒たちにも伝えたい、という理由で保健クラブに入ったというイサークさんは保健クラブを代表して、定期的な清掃の時間帯や役割分担など、今後の活動計画を発表してくれました。また、「保健クラブの役割や重要性を改めて考えることができた。伝染病などについても勉強になった」とトレーニング後に話してくれました。
また、こういったトレーニングに参加するのは今回が初めてだったという顧問のフローレンス先生は「このトレーニングを通して多くのことが学べた。とても幸せだ。でも、まだ多くの他の生徒たちは保健や衛生の知識が不足している。もっと広めていきたい」と真剣な表情で語ってくれました。
今後、保健クラブはクラブメンバーだけでなく、他の生徒やPTAなども巻き込んで学校全体、ひいては地域の人々を巻き込んでの活動を実施予定です。また、PWJは同校で月経衛生管理に関するトレーニングも行う予定です。PWJは引き続き南スーダン難民の人々が、衛生や月経衛生管理に関する知識や技術を学ぶ機会を得られるよう支援活動を実施していきます。みなさまのご支援をどうぞよろしくお願いいたします。
※この事業はジャパンプラットフォームの助成を得て実施しています。
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