私たちの活動
【ウクライナ】ふたつの幼稚園を改修しています
9月、ウクライナの学校では新学期が始まりましたが、学校や幼稚園の中にはロシア軍の攻撃によって建物や設備が大きく破壊され、再開が遅れているところがあります。1日も早く子どもたちが戻ってこられるように、ピースウィンズはふたつの幼稚園の改修を行っています。
ミサイル攻撃を受けた第72幼稚園の外壁。上が改修前。下が改修後
●第4幼稚園と第72幼稚園
改修工事を行っているのは、戦闘の被害を受けたウクライナ北部チェルニヒウ市の第4幼稚園と第72幼稚園。このふたつの幼稚園は、ロシア軍によるミサイル攻撃で、屋根を含む園舎の一部が破壊され、爆風によって多くの窓ガラスが粉砕するなど激しい被害を受けました。水道や電気、暖房設備も激しく損傷したために、幼稚園が再開できない状態でした。チェルニヒウでは8月にもロシア軍のミサイル攻撃があり、7人が死亡し、181人が負傷するなど緊張は続いていますが、子どもたちが1日も早く戻って来られるよう、急ピッチで改修を進めています。厳しい冬に備えて、暖房設備も新しくしています。
第4幼稚園の廊下を塗装
第72幼稚園では窓の下に暖房機〈ラジエター〉を設置
第72幼稚園の内部。上が改修前。下が改修後
第72幼稚園の幼児用トイレ内部
第4幼稚園では、改修した屋外のキャノピーに壁に、ウクライナの地図や国旗とともに、ハトと日本の旗が描いてありました。
第72幼稚園では、先生たちがキャノピーの壁にきれいな絵を描いていました。戻ってきた園児たちはきっと大喜びすることでしょう。
※ウクライナにおけるピースウィンズの支援活動は、みなさまからのご寄付やジャパンプラットフォームからの助成金により実施しています。