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【ウクライナ】空爆で被害を受けた人々に温かい食事を提供
7月8日のロシア軍による空爆では、オフマディット小児病院の他、シェフチェンスキー地区の集合住宅も大きな被害を受けました。5階建ての集合住宅は、建物の一部が倒壊したり、窓が吹き飛んだりし、住める状態ではなくなったため、住民は近くの小学校や知人宅に一時的に避難しました。避難した人々に話を聞いたところ、「片付けや家探しで食事の準備もままならいため、温かい食事が欲しい」という要望が寄せられました。同時に、オフマディット小児病院から他の病院に移った患者の保護者からも、「転院したため食事の準備ができない」といった声が寄せられました。
これらのニーズを受けて、ピースウィンズは7月12日~16日にかけて、避難した集合住宅の住人と転院した小児病院の患者や保護者を対象に、温かい食事を提供することとしました。食事は、国内に複数の店舗があり、誰もが知るウクライナ料理のレストランチェーン「プザタハタ」が毎回準備し、ピースウィンズのスタッフや配達員が温かいうちに届けました。メニューは、スープ、サラダ、肉または魚、パンなどで、栄養バランスを考えて作られました。5日間で延べ110人分の食事を届けることができました。
ピースウィンズは、今後も被害を受けた人々に寄り添いながら、現地で支援活動を続けてきます。