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【ウクライナ】被害にあった子どもに扇風機や衛生用品を提供
ロシア軍によるキーウへの大規模攻撃があった7月8日、小児病院では1歳の子が脊椎の手術の開始を待っていました。病院が空爆されて大きな被害が出たため、急きょ手術予定を中止。他の病院へ緊急避難しました。もともと手術を執刀する予定だった小児病院の医師が転院先の病院に赴き、手術が行われました。
夏のキーウは35度以上の猛暑日になることもありますが、転院した病室にはエアコンがありません。母親は子どもが涼しくなるよう手で仰ぎながら、「扇風機がなく困っている」と話していました。計画停電が常態化しているウクライナでは、低い消費電力で動く扇風機の需要が急増し、入手するのは簡単ではありませんが、何とか1台確保し、母親に届けることができました。
また、この日は、小児病院に戻って入院治療を受けている子どもたちの母親に、スキンケア用品、粉ミルク、おむつを届けました。ピースウィンズは、戦争の影響を受けた子どもたちが安心して治療を受けられるよう、今後も必要な支援を届けていきます。