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社会福祉法人とコラボ~フェアトレードのモンゴル岩塩をラスクに


食品加工など障がい者施設として全国最大規模の事業を行っている社会福祉法人はらから福祉会(宮城県柴田郡、武田元理事長)は、難民や災害被災者の支援を行っている国際支援NGOピースウィンズ・ジャパン(PWJ、東京都渋谷区、大西健丞代表理事)が扱っているフェアトレードのモンゴル岩塩を使った新商品「おからラスク」を開発し、首都圏などで販売を開始しました。販売先は、全国各地の障がい者施設などにも拡大する予定で、障がい者の自立やフェアトレード定着への貢献が期待されます。
同福祉会が運営する知的障害者授産施設「蔵王すずしろ」は、地元産の大豆「ミヤギシロメ」を使って、毎日、1500丁以上の豆腐と800L以上の豆乳を生産し、全国各地に出荷しています。また、企業とも連携して、「ゆば入りトマトカレー」や「おからカレー」、「黒豆寒天」なども商品化しています。同福祉会では従来から、豆腐の製造過程で出る「おから」の活用に取り組んできましたが、おからをそのままパン生地に入れる製法を導入。バターを使用しないで焼き上げ、岩塩の深みのある塩味をつけた商品に仕上げました。
今回、活用されたモンゴル岩塩は、モンゴル東部ドルノド県で産出されたもので、PWJが1998年から販売しています。当時、モンゴルは自由主義経済に移行した直後で、国営の製塩工場が次々に閉鎖されていました。PWJは会社を設立し、労働者を雇用して、製塩事業を継続しました。一方、都市に流入した家族や貧困家庭の子どもの保護が課題となっていたため、PWJはこうした子どもたちの支援も開始。岩塩の収益の一部もこの支援活動に活用されてきました。
 「おからラスク」の開発にあたっては、「地ぱん」で知られる銀嶺食品工業株式会社(福島市泉、大橋雄二代表取締役社長)が同福祉会に、製法などを提案。国際支援につながり、味も良質のモンゴル岩塩を紹介し、同福祉会とPWJとのコラボレーションが生まれるきっかけとなりました。
フェアトレード「モンゴル岩塩」を使用した「おからラスク」のその他の特徴
1.国産小麦粉100%に対して、50%の「おから」を使用。おからの香ばしさともっちり感が同時に味わえる。「ミヤギシロメ」100%の高品質のおからの特長が最大限に生かされている。
2.バターを一切使用せず、トランス脂肪酸の低いヤシ油を使用している。健康に良いのと同時に、バター臭がしないので和風の素材ともあわせやすく、日本人の口に良く合い飽きがこない。
■「おからラスク」の主な販売先
「じぱん家」(運営=株式会社ホッコク)
 人形町店(東京都中央区日本橋人形町3丁目4-13)
  TEL:03-5640-0261
 汐留店 (東京都港区東新橋1丁目5-2 汐留シティセンター1F)
  TEL:03-3571-7690
 ラゾーナ川崎店(神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎1F Grand Food内)
  TEL:044-874-8049
*フェアトレードとは…
経済的、社会的に立場の弱い生産者に対して、通常の国際市場価格よりも高めに設定した価格(ファトレード価格)で継続的に農産物や手工芸品などを取引し、発展途上国の自立を促すことが目的。取引価格以外にも生産者の労働条件や環境にも配慮した取り組みが求められる。
このリリースに関する問い合わせ先:
特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパン 広報担当・フェアトレード担当
 pr@peace-winds.org
社会福祉法人はらから福祉会
 TEL:0224-58-3443  FAX:0224-54-4112
 mori@harakara.jp
銀嶺食品工業株式会社
 TEL:024-557-0341  FAX:024-557-0345
 ginray@nifty.com

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