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静岡県袋井市での避難所運営訓練に参加してきました

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)も参画している、大規模災害に備えるための組織「災害即応パートナーズ(PDR)」が12月7日、静岡県袋井市などと協働で避難所運営シミュレーションを実施しました。当日は、PWJスタッフ4人も参加し、地元の方や他のNGOとも協力しながら、訓練に参加しました。
東海地震などの大規模災害時には、地域の自主防災組織が避難所を運営することになります。地元袋井市浅羽北地区の自主防災組織の方々は、実際にどう動くのか、行政やNPO、ボランティアとどう連携すべきか、などなど、さまざまな点に関して何度も議論を重ねてきました。PDRのメンバーとしてPWJスタッフも会議に加わり、準備も行ってきました。
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避難者の登録訓練。右から3人目がPWJ柴田裕子(C)PDR
当日は朝から快晴。訓練は、朝7時半に東海地方で震度6の地震が起こったという想定で開始されました。想定の災害発生から1時間後、自治会単位で集合した住民の方々が、広域避難所である浅羽東小学校に避難してきました。避難所の受付は、自治体の方と一緒にPWJの柴田裕子が担当し、登録作業や要援護者対応などを行いました。要援護者のためのトイレ設置にはPWJ山元めぐみが、水が止まっているという想定でトイレ用の水をプールから確保する作業にはPWJ山本理夏が、それぞれ自治体住民の方々とともに参加しました。炊き出し訓練にはPWJ統括責任者の明城徹也が参加し、具沢山の味噌汁を作りました。
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PWJ明城徹也も参加した炊き出し訓練(C)PDR
また、PWJは袋井市と「災害時の支援協定」を結んでいるため、被災時には避難所としての活用が期待されている緊急支援用大型テント「バルーンシェルター」も立ち上げました。
訓練には約1000人が参加し、避難所での生活を実際に体験するとともに、自分たちで行う避難所運営について検証しました。メディアからの取材や、他府県の防災関係者の視察も多く、避難所運営についての関心の高さをうかがわせるものでした。
PWJはこれからも国内の大規模災害に向けた準備に、積極的にかかわっていきます。

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