【ウガンダ】少しでも難民の方々の困難を和らげられるような支援を
ピースウィンズ・ジャパンは、南スーダンとの国境からほど近い、ウガンダ北西部にあるビディビディ難民居住区とインヴェピ難民居住区にて、トイレ・水浴び場やシェルターの建設、衛生普及活動などの支援を行っています。約100万人いる南スーダン難民の中でも、女性、高齢者、子ども、障がいをもった人たちなど、自ら住環境を整えていくことが難しい、特別な支援が必要な人たちに対して支援をしています。
ビディビディ難民居住区に身を寄せているClementinaさん(年齢不詳、推定65~70歳の女性)は、2016年9月に南スーダンのセントラル・エクアトリアから夫と息子家族と避難してきたそうです。現在の生活状況について、こう話します。「夫は病気のため近くのヘルス・センターに入院しています。私自身も高齢で足が弱く、自分たちでは何もできません。困ったときは息子家族が手伝ってくれるのでとても助かりますが、彼は今仕事に就いていないので、彼から経済的な支援を受けることはできません」
現在住んでいる家、トイレと水浴び場は、息子が建ててくれたそうです。しかし、家にはベッドがないので薄い布の上で寝なくてはなりません。また、雨が降ると屋根から雨漏りするそうです。さらに、汲み取り式のトイレはもうすぐいっぱいになってしまうので、困っているそうです。
ピースウィンズ・ジャパンは、Clementinaさんに対し、トイレ・水浴び場の建設を支援する予定です。トイレの話をすると、顔を明るくして、こう言ってくれました。「ピースウィンズ・ジャパンが支援したトイレは近所の家で見たことがあります。レンガ造りだし、きれいで使いやすそうなので、とても楽しみです」
少しでも難民の方々の困難を和らげられるよう、ピースウィンズ・ジャパンは支援を続けます。