【ケニア】大規模洪水被災地における緊急支援を開始しました!
3月から続く大雨による影響で、ケニアを含む東アフリカ一帯で洪水による深刻な被害が出ています。ケニア政府は、5月5日に豪雨・洪水による死者が228人、家屋倒壊や浸水の被害にあった世帯は42,000以上になると発表しています。
ピースウィンズは2012年から、ケニアの難民キャンプや受け入れコミュニティにて人道・開発支援を続けてきました。普段、私達が給水、衛生支援をする難民キャンプでも、多くの区画が洪水の打撃を受け、たくさんの人々が避難生活を強いられています。道路も冠水し、安全な水や食料を得ることもままなりません。家々のトイレ(ぼっとん便所)から下水が溢れ出て、飲み水や生活環境が汚染されることによる、コレラ等の感染症の発生やその蔓延も懸念されています。ピースウィンズは被害の状況や支援のニーズを把握し、迅速に対応していくことが重要と判断し、洪水被害を受けた人々への支援活動を開始しました。
これまでピースウィンズがケニアで積み上げてきたWASH(Water, Sanitation and Hygiene/水・トイレ・衛生習慣)プロジェクト実施の経験をもとに、引き続き、洪水の被災地域にて、給水衛生施設への被害、水系感染症の発生や拡大予防に主に焦点を当てて、被災状況や必要とされる支援を調査します。また、被災世帯への、石鹸や生理用品などの衛生キット、毛布、ビニールシートなどの物資提供も行っていきます。この支援により、被災者の少しでも早い復旧の力となるとともに、二次被害の広がりを防ぎます。
本事業はジャパン・プラットフォームやUNHCRからの助成とみなさまからのご寄付によって行われています。引き続き、温かいご支援をよろしくお願いいたします。