【パレスチナ】イードを迎えるガザ―封鎖の中で続く深刻な食料不足
満ちていた月が夜ごと欠けていくにつけ、ラマダン(断食月)も終わりに近づいてきました。3月20日にイスラーム教徒にとって大切な祝祭である イード(イードEid al-Fitr)が始まります。
以前の記事でご紹介した通り、本来この時期は、約1か月にわたるラマダン(断食月)の終わりを祝う、イスラーム教徒にとって特別な日です。食卓に食べ物が並び、子どもたちが新しい服を着て走り回り、家族や地域の人びとが集まって「おめでとう」を言い合う、そんな祝福の時間です。
昨年10月の「停戦」で、このイードこそは「当たり前の祝福」になると期待していましたが、残念ながらそうなりませんでした。

今年2月末、アメリカとイスラエルがイランへの攻撃を開始しました。イランに大きな被害が出ただけでなく、イランも報復に踏み切り、中東全体が一気に不安定な状況に陥りました。これを受けて、イスラエルはガザ地区の検問所をすべて封鎖しました。人の行き来も、物資の搬入も止まっています。
ガザでは、食料や生活必需品、医薬品、燃料など、生きていくために必要なものの多くを外部に頼らざるを得ない状況で、物資の搬入が滞れば、すでに食料不足と劣悪な衛生環境のなかで暮らす人びとの命はすぐに危険にさらされてしまいます。今のガザには食卓に並ぶはずの食べ物がありません。家族が安心して集まれる場所もありません。それでも、人びとは祝福の日を迎えます。

ピースウィンズは、ラマダンとイードに合わせて、特に厳しい状況にある家庭への食料支援の準備を現地NGOと進めています。ラマダンが始まって以降のご寄付で80世帯分の支援ができる見通しが立ちました。あと少し、一人でも多くの人びとのイードの食卓に食料を届けたいと思っています。みなさまのご支援を重ねてよろしくお願いいたします。
▶ガザへのご寄付はこちらから(Yahoo!ネット募金)
パレスチナ・ガザ緊急支援 飢餓と水不足に苦しむ人々を守る支援を

