ヤサドュー小学校の建設も進んでいます
2009年、ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)はリベリアで、今までの実績を生かした学校建設を行っています。ロファ州フォヤ郡のヤサドュー小学校も、現在PWJが建設中の学校の一つです。現在使用されている校舎は、茅葺きの壁もドアもありません。それでも約300人の生徒たちが元気に通学しています。いろいろと制約の多いなか、学校と村とPWJが協力して、小学校の建設作業が進んでいます。
現在の校舎で遊ぶ子供たち
(C)PWJ/Maho MIURA
リベリア国教育省の基準によると、公立の小学校はその敷地内にトイレと井戸を付属することになっています。現在、学校と村が協力して学校建設に必要な石や砂利の収集、そして新しい校舎を建てる土地の開墾をしています。新校舎は、現在の校舎から道を隔てた反対側に建設されることになりました。
PWJは、すでに校舎に付属する井戸の採掘を始めています。ここの土地では井戸を掘っても岩に当たってしまいやすく、3回目にしてやっと必要な深さまで掘ることが出来ました。もうじき手押しポンプの設置を開始できます。同時に、トイレ用のブロックを作り始めました。
写真左:建築用セメントの運び出し
写真右:井戸建設の進捗状況を検討中
(C)PWJ/Maho MIURA
学校には倉庫はおろか、鍵のかかる部屋はないので、建設用の資機材は、村長さんの家に保管してもらっています。一度にたくさんを運び込むことは出来ないので、車で約2時間ほどのPWJボインジャマ事務所より必要な分を運んできては、村長さんの家においてもらい、毎日の作業に必要な分だけを建設現場へと運びます。学校と村とPWJが協力して、小学校の建設作業が進んでいっています。
建設現場の撮影中に集まってきた子供たち
(C)PWJ/Maho MIURA