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私たちの活動

【熊本地震】仮設団地に防犯対策の街灯を設置

熊本県内では、11月中旬に全ての仮設住宅が完成し、16市町村で計4303戸が整備されました。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)が支援活動を行っている益城町でも18カ所に1562戸が完成しました。
被災者の人々の生活が緊急避難から仮設住宅へと新たなステージに進んだことを機に、PWJの事務所には益城町の西村博則町長からお手紙が届きました。お手紙では、これまでの支援に対する感謝とともに、今後は震災前より住みやすく災害に強いまちづくりをしていきたいとの決意が述べられていました。

熊本

仮設住宅の整備によって被災者の避難生活は改善したものの、仮設団地ならではの課題も浮き彫りになってきています。その一つが防犯です。仮設団地によっては周辺に十分な街灯が整備されていないところもあり、日没後は真っ暗になることから、住民から安全面や防犯上の不安の声が多く寄せられていました。そこで、住民の不安を解消するために、PWJは益城町役場と連携し、同町の7カ所の仮設団地に38台の照明器具を設置することにしました。
設置する場所と数は、仮設団地の自治会からの要望を踏まえて、町と業者が現場を確認して決めました。就寝時の妨げとならないよう、部屋の中まで光が届かない方向や角度を調整し、投光器、防犯灯、センサーライトの3種類の中からその場所に適した照明器具を選んで設置しました。
<益城町の仮設団地に設置した照明器具一覧>
赤井仮設団地:防犯灯1台、センサーライト3台
馬水仮設団地:防犯灯1台、センサーライト1台
木山仮設団地:投光器4台、防犯灯14台
広崎仮設団地:防犯灯2台
安永仮設団地:防犯灯5台
テクノ仮設団地:防犯灯3台
飯野小仮設団地:センサーライト4台
熊本熊本
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写真上段左:木山仮設団地の住宅壁面に設置した照明、同右:広崎仮設団地の駐車場に設置した防犯灯
写真下段左:安永仮設団地の入口に設置した防犯灯、テクノ仮設団地の入口に設置した防犯灯の柱
木山仮設団地の住民は、「駐車場が暗く、隣の車にぶつけてしまいそうで心配だったが、明るくなり、駐車しやすくなった」と述べ、安堵の表情を浮かべていました。入口に防犯灯を設置した馬水仮設住宅の住民は「以前より明るくなったことで不安は解消されたが、仮設団地の防犯対策はまだまだ完全ではない」と述べ、更なる対策の必要性を指摘していました。
PWJは 、被災された方々が一日でも早く平穏な日常を取り戻せるよう、今後も支援活動を続けていきます。
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