SHARE
facebook X LINE
私たちの活動

【熊本地震】ひなまつりイベントを仮設団地で開催

ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は2~3月、熊本県益城町のテクノ仮設団地と馬水東道仮設団地で、住民たちが企画したひなまつりイベントを支援しました。
DSCN1242
益城町ではいまも仮設住宅の入居者を受け付けていますが、途中から入居した方が集会所に顔を出すことを遠慮している姿が時折見受けられます。こうした状況から、PWJは住民同士に見守り、支え合える関係を築いてもらうことを目的として、住民が主役となるコミュニティづくりを後押しする活動を継続しています。
仮設住宅516戸が軒を連ねるテクノ仮設団地では、ひなまつりスタンプラリーが開催されました。この仮設団地はA~Fの6地区に分かれており、それぞれに集会所があります。入居者の多くが「近くの集会所に行くことはあっても、他の地区の集会所に行く機会がない」と話していたことから、地区を横断するイベントとして自治会長が企画しました。各集会所内に福岡県うきは市吉井町から寄付された雛人形が飾られ、すべての集会所のスタンプを集めた人にはおしるこがふるまわれました。当日は晴天に恵まれ、74人が参加し、にぎわいました。外のテーブルでおしるこを食べながら談笑する住民の姿も見られ、「入りにくかった他の集会所のおひなさまを見れてよかった」「僕は3分で全部まわったんだよ!」「私の実家のおひなさまもこれくらい豪華なのよ」といった会話が弾んでいました。
DSCN1232 (1) 
馬水東道仮設団地では、毎月の清掃活動の後に住民同士がゆっくり交流できるよう、ひなまつりのちらし寿司を食べるイベントが開かれました。46名が参加し、住民たちは「あのおばあちゃんは足腰が悪いから、家まで持って行くわ」「あのお宅はお父さんと長男がお仕事だから、夕方食べられるように二人分追加で渡しておこう」とご近所の状況を配慮してちらしずしを運んだり、声をかけに行ったりしていました。食材調達、調理、後片付けは参加者も協力し、子どもたちも手伝っていました。イベントの開催は、子どもたちが集団生活のルールを学ぶ機会にもなったと思います。
DSCN1238
馬水東道仮設団地の自治会の女性は「高齢者やシングルマザーに対しても配慮をするきっかけの場としてイベントを活用したい。お互いに料理を教え合うことから、支え合える土壌作りができていくと思う」と語ってくれました。
PWJは、現在のコミュニティづくりや支え合いが仮設住宅を出た後の生活にも役立つよう、支援を続けていきます。
▼関連リンク
地元団体を通じた被災ペットの預かり支援を開始”(2017.2.28)
仮設団地でクリスマスイベントを開催(2016.12.28)
仮設団地に防犯対策の街灯を設置(2016.12.13)
6か月活動報告書完成のご報告(2016.11.19)
仮設住宅入居世帯への生活家電支援(2016.10.27)
ユニットハウス村閉鎖 – 5カ月半の避難所運営が終了-(2016.10.4)
避難者同士をつなぐ料理の力(2016.9.23)
ユニットハウス村の運営を9月も継続(2016.9.7)
ユニットハウス村で納涼祭を開催(2016.8.24)
継続的に寄り添う支援~薬剤師ボランティア~(2016.8.18)
3か月活動報告書完成のご報告(2016.8.9)
短冊に想いを込めて・・・(2016.7.22)
ペットと一緒の避難生活を引き続きサポート~発生から3か月~(2016.7.7)
テントから、より快適なユニットハウスへ~発生から2か月~(2016.6.15)
捜索活動~避難所支援のまとめ映像をアップしました(2016.6.15)
佐賀からの応援~ボランティア派遣~(2016.5.18)
「生きていてよかった」「頑張ろう」を支える支援を~発生から1か月~(2016.5.14)
58世帯203人とペット87匹が避難中(2016.5.11)
テント43張りに173名が避難中、暑さ対策も着々(2016.5.4)
避難所での助け合いや全国からの支援が “生きる力”に(2016.5.3)
新たなテント設置場所決定、入居を開始(2016.5.2)
次のテント設置場所開設へ準備中(2016.4.29)
肌着や果物配布、避難所でピースコーヒー提供(2016.4.27)
避難テントに約140人、ペット約40頭受入中(2016.4.25)
22日の活動報告~トイレ設置、靴下など配布~(2016.4.23)
長期化する避難生活に備えて(2016.4.22)
ふるさと納税で寄付受付開始(2016.4.22)
明日暴風予報のため、バルーンシェルターを一時撤収し、テントにご案内しています(2016.4.20)
避難所にウレタンマットなど搬入(2016.4.20)
ペット連れの方、専用避難所をご利用ください(益城町総合体育館芝生広場)(2016.4.20)
避難所支援:18日の活動報告(2016.4.19)
益城町にバルーンシェルター設置、避難所として運用開始(2016.4.17)
避難所のニーズ調査開始(2016.4.17)
救助犬の靴について(2016.4.17)
救助犬チーム捜索2日目の報告(2016.4.16)
救助犬・レスキューチームが再出動(2016.4.16)
惣領、安永地区で活動中(2016.4.15)
救助犬・レスキューチームが益城町に到着(2016.4.15)
緊急寄付の受付開始(2016.4.15)
救助犬・レスキューチームが広島を出発(2016.4.14)
救助犬・レスキューチームが出動準備開始(2016.4.14)

SHARE

SUPPORTご支援のお願い

支援が必要な人々のために
できること

ピースウィンズは世界各地の地震・洪水・干ばつなどの自然災害と、
紛争や貧困など人為的な要因によって
生命や生活の危機にさらされた人を支援しています。
また、復興・開発のために支援を行います。