西日本豪雨被災者支援1年活動報告
すべての日常が一変してしまったあの日から、一年が経ちました。
広島県・岡山県・愛媛県を中心に、広い地域が被害を受けた西日本豪雨災害(平成30年7月豪雨)。ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は発生直後のレスキューチームの派遣から、現在もなお現地での支援を続けています。
およそ三分の一が水没した岡山県倉敷市真備町では、商店が次々と再開し、色とりどりの幟がはためき、修復・新築される家屋の工事があちらこちらで進んでいます。
一方、住み慣れた場所を離れて仮設住宅で暮らしている方、「みなし仮設住宅」とされる一般のアパートに、町内外散り散りになって暮らしている方は7,000人以上にのぼります。
声を掛け合って暮らしてきたご近所さんがいなくなって心細い思いで暮らしている方が多く、雨が降ると気持ちが落ち込んでしまったり、不安でたまらなくなったりといった声を本当にたくさん聞きます。
昨年の記憶と、次に起きるかもしれない災害。これを乗り越えていくためには、地域の絆を取り戻すことが不可欠です。離れ離れになってしまったご近所さんたちが集まれる場づくりや、防災力強化のために災害後立ち上がった地元の団体のサポート、医療機関や福祉施設など、「いざ」というときに地元の人を守る立場の人たちへの防災対策強化のための活動など、PWJのミッションはまだまだ始まったばかりです。
初動期(当日~1週間)
PWJは、発災直後に支援を決定。レスキュー活動や避難所での物資配布・医療支援、避難所運営支援、ペットの一時預かりなどをおこないました。
緊急期(1週間~3か月)
避難所でトレーラーを使った診察や温かいご飯などの炊き出し、日中にペットを預けることができるペットの一時預かりなどをおこないました。また、仮設住宅に移り始めた方々への生計支援、心のケアを始めました。
復旧・復興期(3か月~)
仮設住宅やみなし仮設住宅および在宅避難者の方々への生活物資支援を行いました。
また、地域の拠点となるクリニックや高齢者施設への支援も行いました。
これからのピースウィンズ・ジャパンの活動
住民の方が今後も安心して暮らせ、離れている方が戻って来られる地域のコミュニティ作りに、地域住民の方々と一緒に取り組んでいきます。
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皆様からのご支援はこのように支援の必要な人びとに届けさせていただきます。PWJ では引き続き、西日本豪雨被災者支援に対するご寄付を受け付けております。温かいご支援をお待ちしております。
Tポイントで1円からでもご寄付可能なYahoo!募金はこちらから:https://donation.yahoo.co.jp/detail/925021/