【令和元年台風19号被災者支援】~子どもたちが安心して大切な場所へ通える手段を~
PWJは2019年10月に発生した台風19号の被災者支援を宮城県大郷町で実施しています。
2020年12月18日、ハンディキャップのある子どもたちに放課後デイサービス(健常児の学童保育に相当)を提供している一般社団法人めるくまーる(以下、めるくまーる)へ福祉車両2台を寄贈しました。
2020年12月18日に寄贈された2台の福祉車両
めるくまーるは、台風19号によってデイサービスを利用する子どもたちを送迎する福祉車両7台と、活動をしていた施設をすべて失いました。
被災から間もない2019年11月7日には場所を移し、最低限の車両を確保し、活動を再開しためるくまーるでしたが、被災前と比べて福祉車両が2台不足した状態でした。そういった厳しい状況で更に利用する子どもたちも増えるなか活動を続けていました。
めるくまーるが活動していた旧粕川小学校(被災後)
めるくまーるを利用する子どもたちは、大郷町だけではなく周辺5市町にまたがっており、子どもたちは、それぞれが通う学校からめるくまーるの送迎車両を利用し、放課後の時間をめるくまーるで過ごし、各家庭へ送り届けられます。
PWJは、まず2020年9月の支援開始当初からレンタカーの福祉車両を現場に2台投入し、不足している福祉車両を補いながら、新しい福祉車両の導入に向けてめるくまーるのみなさんと準備を進めてきました。
寄贈された福祉車両には、車イスのまま乗り降りできるように昇降機をつけ、その他にも子どもたちが安全に移動できるように内装を考えました。
12月18日にみんなで納車された福祉車両の前で記念撮影をしました
新しい福祉車両が納車された12月18日は、雪が降り始めていましたが、元気いっぱいの児童が福祉車両を出迎えてくれました。
当日は、マスク、フェイスガードを着け、リボンを付けた福祉車両の前でテープカットをして、贈呈式をお祝いしてくれました。
これからもみんなの楽しい笑顔を乗せて、めるくまーるで思い出をたくさん作ってくださいね!
この事業は、皆様からのご寄付のほか、ジャパン・プラットフォーム(https://www.japanplatform.org/) からの助成金で実施しています。