柏崎小学校に大型テント避難所設営
新潟県中越沖地震の被災者支援のため、現地にスタッフ5人を派遣しているピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は17日、地震で大きな被害を受けた柏崎市内で支援活動を開始しました。避難スペースの確保が課題となっている同市の柏崎小学校校庭に緊急支援用大型テント「バルーンシェルター」を設営することを決め、午後2時ごろまでに設営を終えました。被災した方のための避難スペースとして活用していただく予定で、現在、準備を行っています。
柏崎小学校の校庭に設営したバルーンシェルター(C)Peace Winds Japan
PWJでは7月16日にスタッフ4人を出発させ、17日にも1人を追加で派遣しました。スタッフは17日早朝に同市内に入り、状況を確認するとともに、同市災害対策本部とも調整したうえで、バルーンシェルターを設営しました。
バルーンシェルターは、PWJが大手繊維メーカーと共同開発したもので、1セットで約100人を収容可能です。空気を送り続けて支える構造になっているため、倒壊のおそれがありません。2004年の新潟県中越地震の際には、同県小千谷市内のスーパーの駐車場に最大時4セットを設置し、450人近い被災者に利用してもらいましたが、倒壊のおそれがないため、余震が続くなかでも安心して活用していただくことができました。
また、温かい食事の提供についても検討中です。
【現地入りしているPWJスタッフ】
國田博史 (国内事業部) 愛媛県出身
斎藤雅治 (海外事業部) 東京都出身
鈴木広光 (国内事業部) 栃木県出身
高橋郁 (国内事業部) 千葉県出身
松田憲 (国内事業部) 山梨県出身