私たちの活動
大船渡市で仮設風呂事業を開始 復興への足音
PWJは東日本震災に対応し、宮城県気仙沼市、同県南三陸町、岩手県陸前高田市、同県大船渡市で支援活動を展開しています。
避難所生活が始まってから2週間以上が経過し、被災者の方々は疲労感を隠せず、さらに夜は零下にもなるきびしい環境下で過ごしています。
PWJはこの度、現場からのニーズに応じて、大船渡市役所および災害対策本部との調整の上、大船渡市にある蛸浦漁村厚生施設にて仮設風呂の建設事業を28日に開始いたしました。
PWJでは、被災現場で積みあがる多くの廃材からヒントを得て、地元の資材を利用し、かつ被災の影響で生計を立てる手段を失った地元の人たちへのマンパワーを活かすなど、地域資源を活用した事業の調査を続けていました。
11日の震災以来、まだお風呂に入れずに気を張りつめる厳しい生活を送る被災者の方々へ、仮の避難所生活の中で少しでも気を休める時間を提供したいと考え、温かいお風呂を提供することに決定しました。
地元の方々との協力体制の中、仮設風呂の建設が着々と進んでいます。
(写真上:仮設風呂の建設中)
(写真下:蛸の浦漁村厚生施設での風呂を囲うテント)
また支援物資面では、避難所にて生活する人びとから下着を換えたいとのニーズが高く、PWJでは衛生用品とともに衣類や下着などの調達、輸送作業なども同時並行で進めています。