【広島】高陽高校文化祭でフェアトレードコーヒー販売
広島県立高陽高校(広島市安佐北区)の文化祭が14日に行われ、2年生がフェアトレードについての展示や東ティモール産ピースコーヒーの販売などをしました。同校はリベリアでの井戸建設を目標に「ブックキフ」にも取り組んでおり、文化祭での展示・販売は生徒による国際貢献プロジェクトの第二弾です。
ピースコーヒーなどを販売する生徒たち
(C)PWJ/Hiroshi Kunita
展示に使われた教室には、フェアトレードの意義や歴史、通常の貿易との違いのほか、東ティモールの人びとの暮らしぶりなど、生徒が学習した成果をまとめた紙が壁や窓いっぱいに張り出され、約300人が見学しました。お昼から始まった販売には、生徒や先生、父兄、地域の人などが続々と買いに訪れ、ピースコーヒーの定番商品である250グラム入りの粉は、用意した51個を約2時間で完売しました。他の商品を含めた売上は83,930円になり、東ティモールをはじめとするPWJの支援活動に活用されます。古本の回収も同時に行われ、101冊が集まりました。
写真左:フェアトレードなどに関する展示
写真右:古本もたくさん集まった
(C)PWJ/Hiroshi Kunita
高陽高校では、2年生の「総合的な学習」の時間で、世界の現状を知り、身近な貢献の方法などについて考える機会を設けています。生徒たちは、5月にPWJの出前講座で東ティモールでのコーヒー生産者支援とフェアトレードについて学んだのをきっかけに、文化祭での展示・販売に向けて準備してきました。販売を担当した生徒は、フェアトレード商品の購入が国際貢献につながることを説明し、売り込みに懸命でした。