【ケニア】みんなで目指そう!野外排泄のない清潔な環境づくり
日本の皆さん、初めまして。3月末にピースウィンズ・ジャパンのケニア・カクマ事務所に仲間入りした、デイビッドとデニスです。私たちは難民キャンプとその周辺地域の衛生環境の向上を目指し、人々の生活に不可欠な水とトイレ利用の大切さを伝える活動をしています。
日本に住む皆さんは驚かれるかもしれませんが、この地域では木陰や建物の裏など、人目につかない場所での排泄、すなわち「野外排泄」が多くみられます。
公共トイレ(ぼっとん便所)が自分の家から遠いことやぼっとん便所の穴が汚物やごみなどで一杯になっていること、トイレ内が汚れていて臭いことなどが原因で、地域の多くの人々がトイレ以外の場所で排泄を行ってしまうのです。
そこで私たちは、地域の人々に野外排泄が及ぼす負の影響について知ってもらうため、ハエなどを媒介してばい菌が拡散することや、排泄後や食事前に手を洗わないと、手に付着したばい菌が口から体内に入り、下痢やコレラなどの感染症を引き起こす原因となることなどを伝えています。また、野外排泄をなくし、清潔で安心できる環境を整えるために、皆で地域を歩きながら排泄物の多い場所を特定し、解決策について話し合うような活動も行っています。
私たちはこのような活動を通して、難民や地域の人々が互いに協力し合い、安心して健康に暮らせる毎日を提供できるよう、日々の活動を行っています。「ピースウィンズ・ジャパンのスタッフは私たちと一緒に考え、行動してくれるので、とても嬉しい。」と、裨益者である難民の人々も私たちの活動に好意的です。
引き続き、日本の皆さんからの温かいご支援・ご協力をよろしくお願いいたします。