私たちの活動
【モンゴル】今年も児童保護施設での支援を継続中
ピースウィンズ・ジャパン(PWJ)は、1997年にストリートチルドレンへの支援を始め、今も現地の児童保護施設「ベルビスト・ケアセンター」(VCC)を通じてモンゴルで貧困や家庭の事情のために保護者のもとで暮らすことができない子どもたちを支援し続けています。
VCCでは、現在、45人の子どもたちが一緒に生活をし、学校に通いながら将来の自立を目指しています。VCCは、子どもたちに学習の機会を保障するだけではなく、様々なアクティビティも行っています。
冬休みには、勉学に限らない子どもたちの多様な才能を伸ばすことを目的にピアノやダンス、料理や手工芸の特別なクラスを開きました。
そして、この夏も10週間のサマーキャンプを行いました。都会を離れて、みんなでジャガイモをはじめ農業を体験しました。何と今年のキャンプには新しい変圧器を用意することが叶い、深井戸から水を汲み上げ、容易に水やりをすることもできました。
3歳の頃から支援を続けているツーヤは、VCC暮らす女の子の中で一番の年長さんになりました。今年、日本でいう高校を卒業し、来年からは大学の医学部に通う予定です。勉強が忙しくとも下の子どもたちの面倒をよく見るしっかりもののお姉さんぶりはますます発揮されており、VCCのシェフが来ない週末には調理のお手伝いもしています。
PWJは今後もツーヤを始めVCCで暮らす子どもたちへの継続的な支援を続けていきます。