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【モロッコ地震】 崩れ落ちたモスク─マラケシュ旧市街の被害状況
現地時間9月12日11:00(日本時間9月12日19:00)緊急支援チームは、モロッコ中部の都市マラケシュの旧市街にて被災状況の確認を行いました。震源地はマラケシュの街から70kmほど南西の山間部ですが、マラケシュ市内でも古い建物の多い旧市街では家屋の一部が損壊するなどの被害が出ていました。
中でも旧市街でも有名な観光地であるフナ広場にあるハルブシュのモスクでは、象徴的な尖塔が崩れ、塔は半分から先のない無惨な状態です。
元自衛官である支援チームの味呑看護師は、2016年に発生した熊本地震を引き合いに、このように語ります。
「熊本城が被害を受けたというニュースは当時、被災者に大きなショックを与えました。象徴的な場所、特に宗教的な施設は、地元の人々の心の拠り所になっています。そのような場所が被害に遭うことによる人々への精神的なダメージは大きいと思います」
街を回る限り、旧市街の被害はごく限定的で、大きな支援ニーズは現時点で確認できませんでした。
支援チームは支援物資を調達し、より震源に近い南西の山間部を目指します。
引き続き、皆様のあたたかいご支援をよろしくお願いいたします。
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