【ネパール】洪水被災６９０世帯に生活必需品を配布しました

ピースウィンズ・ジャパン（PWJ）は、8月中旬の洪水で被災したサプタリ郡で9月中旬から生活必需品を配布しています。サプタリ郡は、最も被害の大きかった5つの郡のうちの一つです。一人でも多くの被災者たちが避難生活を改善できるよう、これまで計690世帯に物資を届けました。

配布したのは衛生セット（石鹸、歯ブラシ、タオル等）、キッチンセット（食器、調理器）とソーラーライト、ブランケット、マットです。従来より農業の盛んな地域ですが、保存食や田畑も流され、食料が届いていない地域には約2か月分の食料（お米、豆、塩、油等）を届けました。

【写真説明】衛生キット／一世帯あたり米30キログラムを配布
洪水直後に20年ぶりの地方選挙が開かれたため、物資の配布は治安面を考慮して選挙後に行いました。それでも生活物資のニーズは高く、受益者の方々には喜んでいただけました。一世帯分の配布量が多かったため、2~3人で取りに来たり、自転車やテンプー（現地の乗り物）で持ち帰ったりする姿がみられました。

【写真説明】配布の様子／自宅に持ち帰る人々
暑い時期が続いていますが、今後は朝夕冷え込んできます。長期化する避難生活の改善に向けて、今後も支援を継続します。

【写真説明】洪水によるがれき／テントでの避難生活の様子