【ウクライナ国内視察】現地入りし支援ニーズを調査「行かなければわからないことがある」
ピースウィンズ・ジャパンは、4月26日からウクライナ国内に代表理事の大西健丞とスタッフ3名を派遣しました。キーウ、ブチャ、ボロディアンカ、チェルニーヒウ、ドニプロを訪問し、提携企業・提携団体と情報共有の上、今後の支援方針について意見交換を行いました。
ウクライナ西部の都市イラノフランキフスクの街は、たくさんの人と車が行き交っており一見普段と変わらないように見えました。しかし、モルドバからこの街に来る道中、タイヤや土嚢を積み上げたバリケートを何度も目にしました。
街に滞在している間には空襲警報が鳴ることもあり、そのたび大西とスタッフも地下の避難所へ避難しました。
2018年からPWJと関係のあるCOLLAR社は、戦禍で飼い主を失った迷い犬・迷い猫の保護をウクライナ国内で行っています。今回の意見交換で、彼らが広域で活動できるようサポートしていくことを確認しました。
またリヴィウでは、現地で活動する人道支援団体と面会しました。彼らはウクライナ保健省と連携して医療ニーズを確認したり、物資を届ける手段は確保していました。しかし資金の多くを物資購入に充てており、活動を続けるための資金があと2ヵ月で尽きてしまう苦しい状況だと話してくれました。
PWJ代表理事の大西は「人道支援の仕事をして26年以上経つが、毎回違うので、現場を確認しないと事業プランは立てられない。人間の想像力には限界がある。行ってみないとわからないことはたくさんある」と、現場に足を運び、見て、人々の声を聞くことの大切さを語りました。
ピースウィンズ・ジャパンでは、ウクライナの人々が一日も早く平和な日常を取り戻せるよう、必要な支援を届けるため活動を継続してまいります。皆さまからのご支援をよろしくお願いいたします。
https://global.peace-winds.org/support/ukraine